
夏の夜空を彩った日本の粋
時は1987年。
西ベルリンで行われた「ベルリン市制750年祭典」。
7千発の日本の花火が夜空を彩った。
この花火、日本で最も有名な花火大会として知られる、秋田県の「大曲の花火」の花火師、
佐藤勳さんらが打ち上げたもの。
ベルリンの夜空に打ちあがった大玉、尺玉、連発・・・。
それまで観た事のない日本の花火の美しさにベルリン市民は深く感動した。
しかし、花火の美しさ以上に市民の心を打ったのは、佐藤さんの記者会見での言葉。
「ベルリンの地上には壁はありますが、空に壁はありません。
日本の花火は、どこから見ても同じように見えます。
西のお方も、東のお方も、楽しんで下さい」
翌日、佐藤さんの言葉はドイツの朝刊の一面を飾った。
ベルリンの壁が取り払われたのは、その2年後のこと。
明治時代から日本の伝統でもある花火に人生を捧げてきた、
日本の粋な職人芸が、海を越えて、国境の壁を越えて、
ベルリンの人達の心を一つにした夜。
ドイツと日本は、太平洋戦争時代三国同盟で、共にに戦った同胞。
でもそんな事は抜きにして、きっと佐藤さんは自分たちの伝統芸術を、
ベルリンの人達に観てもらいたい、その一心で打ちあげていたに違いない。
日本の先人達の粋な計らいにリスペクト。
テトちゃん。夏ってハイになるパーティーシーズンでもあるけど、
同時に僕たち日本人にとっては、戦争が残した傷跡を思い起こす季節でもあるよね。
テトちゃんにとっての夏ってどんな季節ですか?
>でもそんな事は抜きにして、きっと佐藤さんは自分たちの伝統芸術を、
>ベルリンの人達に観てもらいたい、その一心で打ちあげていたに違いない。
ほんとにそうだと思います。佐藤さんの言葉、沁みました。
花火って綺麗だっていうだけじゃない、美しさがありますよね。
これはすごいストーリーだね。夏が来るといろんな戦争のエピソード思い出すけど、同じ火薬を使っていても平和の祈りをこめての開花、すごいね。終戦〜原爆に関してのストーリーは今度書くよ。いま長崎の被爆者のひとにインタビューをして平和のメッセージとすることを考えているので、文章まとめているところ。

























