
過去からの贈りもの
これはフェイクです。つまり偽物です。調べてみると、いつの日か大物の映画監督になることを夢見る青年が自分の編集、監督、アート・ディレクションの技術を見てもらうために制作したシロモノなのでした。でもコレ、アイデアが面白かった。今年の7月にアップされたこの動画は、NYタイムズに取り上げられたことも手伝って再生回数13万回を記録。whoiseyevanというハンドルネームから恐らくアイヴァンという名前の人なのだろうと思いますが、この自分のアイデアをカタチにするために有名な作品を好き勝手に刻んで調理してしまうやり方はベルギーの2manyDJ’sの手法によく似てます。マドンナ、プリンス、ストーンズ、ビートルズなんでもアリのバスタード・ポップと呼ばれたゴキゲンMIXは’00年頃、世界中のアンダーグラウンドで大流行しました。『RADIO SOULWAX』と題して出した完全に著作権を無視したCDはUKを中心に世界でバカ売れ。この事件(!)をきっかけに僕の著作権に対する考え方は大きく変わりました。いま彼らのHP(http://www.soulwax.com/)を見てみたら相変わらずヘンなことをやっていて、なんか嫌いになれない人たちです。
話がまたついつい音楽方向に逸れてしまいましたが、このフェイク作品。「プリメイク」っていう感覚がなんか面白いんですよね。モノクロの古い映画はYou Tubeの映画コーナーを筆頭に、web上にフル尺でゴロゴロしてますからね。どんな作品でも、いくらでも作れちゃう。彼はこの他にも「レイダーズ」や「フォレストガンプ」なんかもプリメイクしてます。どれもなんとなく面白い雰囲気。いつの日か彼の映画を観てみたいもんです。もうすでに軽くファンですね、僕。
さて、最近ドイツでもこのプリメイクみたいな感覚が流行っておりまして、中でもThe Puppini Sistersっていう三人組の歌声がかなり痛快です。アンドリュー・シスターズそっくりの昔懐かしい歌い方で、聞いてるともういつの時代の曲なのか分からなくなります。例えばこの曲。ビヨンセ Feat. JAY-Zでお馴染みのあの曲ですが、「えっ? この曲って元曲があったの??」ってな気分にさせられます。
Crazy In Love – The Puppini Sisters
プリメイク、面白いですね~w
余談ですが、僕も今年の秋にこのサイトのプロモーションのためにTwitterでヘンなものを作ってみました。名前は坂本龍馬でハンドルネームは「KaiKoKu」です。龍馬が土佐で悶々としている16才のときから、死んでしまうその瞬間までを龍馬その人になりきってつぶやいてみました。2時間ぐらいで一気に書いたのですが、それが先日ひょんなことから軽くTwitterブレイク。見つけてくれたのは佐藤竹善さん。そのあと屋敷豪太さんやRYO THE SKYWALKERさん、いとうせいこうさんなどがRTしてくれて…という運び。この遊びもプリメイクとちょっと感覚は似てるかもしれません。
坂本龍馬「KaiKoKu」
http://twitter.com/kaikoku
11月17日にRTされたコメント 「@seikoito: この手があったか!RT @gotayashiki: RT @ChikuzenSato: コレ、スゲエ!!ちゃんと史実だぜ。あの時代に彼がtweetしてたら、きっとこんなだ!!って思っちまう完成度」

























