
サルコジ、意固地なぐらいに文化レベル...
で、大統領の公言通り、手始めとして1月5日から、公共テレビ局の夜間のCM放映(20時から翌朝6時まで)が一斉にストップされました。当然、テレビ局の収益は激減するわけですから、 すでに職員の講義ストが起きたりもしていますが、大統領の決断はガンガン続きます。
続く1月13日に発表されたのは、「学校の教師と25歳未満のワカモノを対象に美術館や博物館の入場料を無料にする」というもの。対象となるのは、ルーブル美術館やオルセー美術館などの区立美術館と博物館。 無料開放が実施されるのは今年の4月4日から。
大統領いわく、「美術館に通い慣れた子供たちは大人になったとき、 自分の子供たちも美術館に連れてくるだろう」。 なるほど、芸術鑑賞の“親子連鎖”ですか。
また、フランスでも新聞や雑誌が大苦戦していて、特に無料新聞の台頭にはアタマを悩ませているのだけれど、1月23日には、未曾有のメディア危機を 救済するため、これから3年間で6億ユーロ(約690億円)の支援をすると明言。その一環として、 「18歳の若者に1年間、日刊紙を1誌選ばせ、無料で配達する」というユニークな政策も打ち出しています。1年間、好きな新聞がタダで読めて、おまけにウ チまで宅配してくれる。 フランスは日本のように宅配システムが整っていないこともあり、 ごく当たり前に多くの18ansを喜ばせるものになりそうです。
この活字メディア救済策には、「サルコジ政権への批判がしにくくなるのではないか?」
なんていう懸念も無きにしも非ずのようですが、 このところの大統領の一連の動きからは、 フランスの一番の財産である「知性と芸術」を守り抜こう、 そんな意志が感じとれる気がします。
新聞をきちんと読めて、アートを愛でるココロがあり、アホらしいテレビ番組に振り回されない。そんなワカモノを国をあげて育成する…… これって国の未来への大いなる投資ともいえるのでは?
しかも、何よりも確かな。

























