
イヴ・サンローランの『MANIFESTO』
『MANIFESTO』は、トム・フォード辞任後、イヴ・サンローランのクリエイティブディレクターに就任したステファノ・ピラーティが4年前に立ち上げたもの。彼は、昨年『AERA』の表紙なんかにも登場していましたが、温和な佇まいが好感度高し、です。
その本人いわく、「ハイファッションの世界とストリートを結ぶ」というコンセプトのもと、 スタートしたのが『MANIFESTO』。今年は2月14日のバレンタイン・デーに、パリ・ニューヨーク・ロンドン・ ミラノ・香港・東京の6都市で一斉に実施され、 2009年春夏コレクションのどでかいヴィジュアルブック(特大ポスターとステッカー封入)や、 イメージ画像を保存したUSBキーとトートバッグが配布された(ヴィジュアルブック自体は6都市で太っ腹に50万部ほど配布されたとか)。いろいろなサイ トで現物を確認できるのだけれど、 特に真っ赤なハート型のUSBキーはヒジョーに可愛い。ストリートから「ハイファッション」を自宅に持ち帰って、パソコンに取り込むというアティテュード にも、気分をアップリフトさせられそう。
実のところ、大昔から相互関係にあるのがハイファッションとストリート・ファッション。モードの世界も街角の若人たちの着こなしにインスパイアされ て、コレクションを形成してきたわけだし、お金のないワカモノは雑誌や広告で知ったトレンドから、スタイリングを工夫するわけで。しかもストリートの空気 に鈍感なブランドは、いくらステイタスの高い老舗であろうが確実に失速していくという現実がある。
そんなわけで、世界各地のストリートを舞台に繰り広げられる『MANIFESTO』は、斬新性がありながらも、ごくごくベーシックに立ち返ったキャ ンペーンとも言えるかもしれない。なにはともあれ、「ハイファッション」が街を巻き込み、「ストリート」を活性化させるという、そのアクティヴな姿勢には 大賛成。
今年のモデルはクラウディア・シファー。元祖スーパーモデルの人気再燃な今日この頃。
これまでに登場した
ジゼル・ブンチェンといい、
ケイト・モスといい、
ある意味男前な(?)いい仕事をしております。

























