
青空新聞が開く、世界への窓
でも。
日本じゃほとんど伝えられない。 アメリカでもヨーロッパでも、政治や民間人、セレブたちが立ち上がってる。だけど、日本じゃ誰も言わない。そういえば、日本の著名人って世界の話をぜんぜんしないんだった。
ダルフール。
そこに、たった1人で新聞を作り続けている女の人がいる。彼女の名は、アワティフ・アフメド・イシャク、25歳。彼女が14歳のとき、つまり10年前からずっと、地元のニュースや、芸術、宗教などをテーマにした新聞を、毎月、手書きで自宅前の木に貼っている。つまり、青空新聞。そんなダルフールの青空新聞は、このエリアで唯一の地元紙。だから毎日100人くらいの人たちが読みにくる。なかには、何キロも離れた難民キャンプからわざわざ歩いてくるっていう人も。彼らが、そこまでしてこの新聞を読むのは、唯一の新聞だからだけじゃない。それは、この新聞が「ダルフールの真実」を知る唯一の手段だから。
彼女は、こう語る。
「スーダンの新聞は、ダルフールの問題をとりあげません。イラクで子供が1人死亡したことは新聞に書かれるのに、ダルフールで子供が50人殺害されても報道されないことに、疑問を感じたのです」。
彼女の元には、脅しの電話が毎日かかってくる。 でも、そんなこと気にしない。
「私は正しいことをしています。ジャーナリストに危険はつきものです。」

























