
S.L.U.T.
日本全土が大震災のニュースから目が離せなかった2011年の春。カナダの警官が発した不用意なひと言が、その後の世界に大きな波紋を投げ掛けました。曰く、「レイプ被害にあいたくなかったらSlut(売女)のような服を着るな」。別にさほど新しい響きの言葉ではないですよね? 今までだって耳にしたことのある表現です。しかしこの警官のひと言が引き金になり、新たなムーブメントであるかのようにSlutWalkと呼ばれるデモ行進が始まりました。
最初のSlutWalkは2011年4月3日、この”事件”の起きたお膝元トロント。警官の男性的で権威主義的な発言に抗議する3000人が集まりました。そのあとはカナダの首都オタワ、そして国境を越えアメリカのボストン、ダラス、シカゴ、シアトルで。大陸を越えてオーストラリアのメルボルン。欧州でもロンドン、パリなどの大都市で次々と開催され、さらにはブラジリアン・ビキニで有名なサンパウロでもSlutWalkは行われました。「ブラジルっ娘なんて基本みんなSlutめなファッションじゃーん!」とも思いましたが、そんな僕のオールドスクールな発想こそが今回のようなデモ行進を誘発した遠因なのでしょう。トロントの警官に変わって反省します。すいませんでした。
SlutWalkのメッセージは実にシンプルで「レイプの被害者であるべき女性に対して、むしろ悪いのはお前の格好だ、みたいな男性的発想にはもうウンザリなのよ!」というものです。
今年の春から始まったSlutWalkは現在でも世界各国で進行していて、7月にはインドのニューデリーでも開催される予定。ってフェスみたいな感覚で書いちゃった。

























